
知人が、夫婦喧嘩の内容を教えてくれました。
対立したのは、旅行手配の順番。
そのご夫婦は、ツアーではなく毎回
個人手配で旅行へ行くようなのですが
急遽決まった旅行計画だったようで
日程の猶予はあまりなかったそうです。
手配は奥さんの役目だそうで
奥さんが初めにしたのは【 飛行機の手配 】
でも
旦那さんの考えは、初めにするのは【 宿の手配 】
それぞれの言い分としては
奥さんは「飛行機が取れないと、行けないでしょ」
旦那さんは「宿が取れなきゃ、行く意味がない」
その時、私たちの井戸端会議の結論は、
奥さんが手配するのだから、任せるべき!に落ち着きました(笑)
ただ、ここでは『 不安 』という角度から見ていきたいと思います。
実は奥さん、航空チケット会社に勤めていたことがあり、
チケットが取れないことで困る人たちを、沢山みてきた背景があるようです。
一方旦那さんは、
ビジネスホテルに泊まるのが苦手、という心理背景があるようです。
つまり、何が対立したかというと
互いの不安の種類を主張したということになります。
奥さんは
宿が取れても、チケットが取れなかった時の不安が心をよぎる。
旦那さんは
チケットが取れても、ビジネスホテルに泊まる不安が心をよぎる。
さぁ結論です。
人は、自分が過去に見聞きした不安、経験した不安
の優先順位が高くなります。
よって今回のケンカは、総合判断はできても
不安対決という意味合いでは、どちらも悪くないのです。
不安の比較に優劣は付けられないのですから
ではケンカをした時、
不安要素が背景にあったとしたらどうしましょう。
もうそれは、譲り合いしかないですね(笑)
いつも不安でいっぱいのあなたへ
さいたま市にある 心の森のカウンセリングです。