
人から褒められても、素直に受けとれない。
そうおっしゃる方が、結構いらっしゃいます。
『 褒められて嬉しい 』そう思えたらステキですよね。
嬉しさは 心のエネルギーに変換されますから
受けとれない理由としては、相手が信用に値しない。
など、他者に要因がある場合もありますが、今回は
自分に何が起きているかという視点で
2つの要因についてお伝えしようと思います。
◆ 間違った思い込み によるもの
以下のように、そうに違いないと思い込んでいるパターンです。
「 人から褒められるような 私ではない 」 と強固に信じている。
「 それは 褒められるような事ではない 」と断固に拒否している。
『 間違った 』と記載したのには、意味があります。
褒める方にしてみれば、正しさも間違いもない、個人の自由な価値観な訳です。
それを、違うと決めつけるのは客観的ではありません。
相手は本気でそう思った、その人にとっての真実なのです。
正しさやキレイも、人それぞれ基準が違うように
褒めたくなる気持ちも、人それぞれなのです。
よって、自己理解の視点からお伝えすると
長所には
自分が気づいている長所と、気づけない長所というのが 確実に存在します。
そこで! 過去に、同じことを別の人から2回以上言われたら、それは
自分では気づけなかった魅力 なのだと、信じてもいいのです。
『 もしかしたら そうなのかなぁ 』そう思ってもいいかもしれませんよ。
◆ 投影 によるもの
投影とは、自分の考え方を、他者にうつし出すことです。
恐らく、受けとれない方は…
自分が人を褒める時には、気遣いから発した言葉だったり
ご機嫌をとる為に言うことがあるのではないでしょうか。
つまり
本音ではない場合がある。そうなると、自分と重ねてしまいます。
「 この人も 私を本当に褒めている訳ではない ただのお世辞かもしれない 」
そのような心の原理が働いてしまうのです。
でも、別の視点からとらえてみると、
褒める理由が、気遣いでもご機嫌をとる為であっても
自分との関係を悪くしたくない、又は大切にしたいと思っている。
そう捉えることもできます。
そうであるなら、褒められた内容は受けとれなくても、
この人が自分を褒めたいとおもった、
その想いを尊重してみる
そこだけ、受けとるのはいいかもしれませんね。
自分には長所がないと思っているあなたへ
さいたま市にある 心の森のカウンセリングです。