2022年12月22日

電話にでなくていい

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電話の対応が、ラインやメールと違うところは
相手のタイミングに、自分が合わせなければ ならないことです。

電話は取ってみないと
要件があって掛けてくるのか、声が聴きたくて掛けてきているのか
相手が嬉しい報告をするのか、愚痴を聞いてほしいのか
意向が全く分かりません。

一方で、特定の相手には
「この人は 絶対に あの話だろうな」と予測できてしまう事もあります。


どちらであっても

電話が掛かってくる時は
    相手のタイミングが整っている時
 です。

よって掛けられた方は
心のタイミング、状況のタイミングが整っているとは限りません。


相手からの 嬉しい報告が … 今の自分には聞けない。
相手からの 愚痴や悲しみを … 今の自分では受けとめきれない。
相手からの お願い事が … 今の自分にはできない。

そうゆう気持ちになる時が ありますよね。
そんな時は、電話にでなくていいのですよ。

友人から、知り合いからの電話だけでなく
親から、兄弟からの電話でも

心に余裕がない時は でなくていい のです



きっと、心は反応しているはずです。
電話の着信音がなった時、相手の名前を確認した時
一瞬、嫌だなと思うはずです。拒否反応のようなものがでるはずです。

「 出ない 」という選択をしてもいいのです。
薄情ではありません。冷たい訳でもありません。

自分の 心の余裕を守る 大切な行為 なのです。

緊急であれば、連続で掛かってきます。
留守電に、要件を入れるはずです。

それ以外なら、あなたの心の準備が整ってから、掛ければいいのです。
ラインやメールで返答してもいいでしょう。
数時間後でも、数日後でも。
準備に時間がかかる時は、掛けなおさなくても…。


とは言え、最後にお伝えしたいことがあります。 

反対も起こりうるということを。
自分が電話を掛けた時、相手がでないのは、忙しいのかもしれない。
でももしかしたら、今は心の余裕がないのかもしれない。

答えは分からないけれど、そうならば そおっと見守ろう
そんな対応ができるといいですね。



人と話すと疲れてしまうあなたへ。
さいたま市にある 心の森のカウンセリングです。




posted by junchan at 09:38| 心のおしゃべり

2022年12月16日

「ごめんね」の難しさ

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誰にでも経験があると思うのですが…

自分が悪かったかもな という出来事が起きた時に
こんな気持ちに なった事はありませんか?

・この人に 「ごめんね」って言いたくない
・「ごめんね」 とすぐには言えない

言いたくない相手とは、
自分が嫌いな人だったり、その人に言うと悔しかったり
その人には弱みを見せたくなかったり
過去に、その人から辛い目にあったり
そんな相手ですよね。

すぐに言えない時とは、
相手から図星なことを言われたり、受けとめがたい事を指摘されたり
分かっているけど認めたくない、そんな時ですよね。

そうなんです。

「ごめんね」を言うって 案外難しい のです。

簡単な時もありますが、簡単ではない時があるのです。

過去に、言えずに終わったこと
長い年数がたってやっと、言う必要性に気づけたこと
今でも、心残りなことがあるかもしれません。

ごめんね という言葉は
気遣いからくる、相手への配慮的な意味合いで使う場合。
相手への、顔色を伺う場合に使う場合。
 そうゆう場合に、使用する時もありますが
 それは今回、横においておきます。


基本的には、謝罪の意味合いであり
自分の間違いや弱さ、未熟さを認めることです。

つまり 自分の『 未熟さ 』と向き合う 行為なのです。

なぜ言えないのでしょう。

人には必ず、その人の良さと苦手さの両方があります。必ずですよ!
ただ、自分の良さが分からなかったり、気づけていない場合
又は、気分が落ち込んでいる時などは
自分を信頼するキモチが少ないので、自分の未熟さを認めることが辛いのです。
よって、謝ることがすごく難しいのです。

そんな時は、心が落ち着いてからでいいんです。

3日後に 伝えられたらいいですね。
1年後に 伝えられたらいいですね。
 時には、10年後でも…

相手の方に、言える といいですね。
自分の心も、癒える といいですね。




自分を信頼したいあなたへ。
さいたま市にある 心の森のカウンセリングです。



posted by junchan at 13:27| 心のおしゃべり

2022年12月01日

悪口の定義

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学校や職場、ママ友や趣味サークルなど、
集団の中には必ず、自分と気が合う人もいれば気が合わない人もいます。
性別に関係なく、人としてスキだなと思える人もいますし
イヤだなと思う人も当然います。

そこで今回は、悪口の定義についてお話します。
集団の場で【 あの人に、キツイ事を言われて嫌だった 】
                  という出来事が起きたとします。
キツイことを言われたら 誰でも悲しくなります

イラっとすることもあるでしょう。

そこで、あなたならどうしますか。
誰かに話しますか?誰にも話しませんか?
嫌だったことを軽く流せる場合はいいのですが
落ち込んだり気になってしょうがないのに
気持に蓋をして、我慢したり耐えるという方法をとっていませんか?

【 集団の場で マイナスの感情を誰かに話すことは悪口になる 】
だから誰にも言わない。

このような思考になっていませんか?

そこで…嫌なキモチを吐き出すことの大切さと共に
キモチを吐き出す事と、悪口の違いについてお話します。
どちらも人に話す時には「あの人にこんな事を言われた」と同じような言葉を使うことになるでしょう。
そうなると、同じことのように思ってしまいがちです。
でも 違うんですよ。

嫌なキモチを
★信頼できる人に話す。これは、自分のキモチに素直になることで
                    気持ちを吐き出す事です。
★誰かれ構わず話す。又は、相手への反撃として人に聞かせる。
                    これは悪口です。

ポイントは 誰に話をするかです

自分が信頼できる人=
この人に聞いてもらいたいと思える人に話すことが重要です。
信頼できる人が同じ集団にいない場合は、少しの時間が空いてでも
その人に話せる機会をつくりましょう。

信頼できる人が同じ集団にいる場合は、念のため

「誰にも言わないでね」と前置きをして話しましょう

この配慮は、噂が広まり相手の耳に届いてしまうことへの配慮ですが、
自分や信頼できる人への配慮でもあります。
人の行動や感じる気持ちは、立場が違うと捉え方が変わります。
あなたや信頼できる人が、他者からあらぬ誤解をされない為です。

嫌なキモチがした時、たまたまそこにいた人に話をした。
何かあった?と聞いてくれたから話をした。
これはやってしまいがちですが、避けましょうね。

最後に、嫌なキモチを吐き出すことについてお話します。

嫌なキモチ、傷ついたキモチを誰かに話したり、表現することはとても大切です。
嫌なキモチに蓋をしたり放置することは、
自分がそのキモチを否定したことになるからです。

否定が続くと 身体や心は悲鳴をあげます

自分が感じたキモチに素直になる。簡単なようで、難しいことです。
ただ、自分だけは自分の味方でいたいものですよね。


信頼できる人がみつからないあなたへ。
さいたま市にある 心の森のカウンセリングです。




posted by junchan at 17:42| 心のおしゃべり