2023年01月26日

質問と非難

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『 何で そうゆうことをしたの? 』

と相手に尋ねるセリフ。
このセリフは、受け取り側にとって

2つの異なった解釈ができる 少し怖いセリフなんです。

今回は、声の調子や言い方によって
正反対の意味になる、難しいこのセリフを取り上げますね。

まず、2つの意味合いについて説明します。
このセリフにもう1つ
文章を加えてみると分かりやすいと思います。

1つは 何でそうゆうことをしたの? の後に
『 あなたのことが知りたいから 教えて! 』という文章が続くような
相手の気持ちを理解しようとする意味合い、が込められています。
  つまり 質問  に値する文章です。

もう1つは 何でそうゆうことをしたの? の後に
『 あなたの行動は間違っている 分かってる? 』という文章が続くような
相手を責めようとする意味合い、が込められています。
  つまり 非難 に値する文章です。

使い方によって
気持ちに寄り添おうとしているのか
否定しようとしているのか
正反対の意味を成してしまう、難しいセリフなのです。

受け取り側は、この2つの意味合いの違いをどう判断するかというと
尋ねる人の 声の調子 です。

・怒り気味に強めに聞かれる
・疑問系で優しく聞かれる  この違いです。
実際に声にだして言ってみると、違いが分かると思います。

以前、ご家族のことで相談に来られた方に
『 その行動をした訳は 聞いてみましたか? 』と聞くと
『 もちろんです。でも何も答えないんです 』
そう返答されました。

もしかしたら… 質問ではなく
非難に値する声の調子と、意味合いで尋ねたのかもしれません。
質問されると答えやすいことも
非難されたと思うと答えにくいものです。

大切なのは尋ねる側の  心の余裕 なのだと思います。
このセリフ自体は、とても素敵な言葉なのですから。

せっかく尋ねるのに
非難の意味合いで尋ねたら
有効な話し合いには繋がりません。
例え、非難したい気持ちがあったとしても
質問として尋ねると
意外な回答が返ってきたり、本音がきけて案外
解決策がみつかったりするものですよ。

家族や恋人、友人や職場の人に
このセリフを使う時は、どうぞお気をつけ下さいね。




非難されることが怖い あなたへ。
さいたま市にある 心の森のカウンセリングです。







posted by junchan at 18:33| 心のおしゃべり

2023年01月19日

失敗した時の言葉掛け

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家族の失敗
職場の人間のミス
友人や知り合いの間違い

自分との関係性が近い人の
少し大きめの失敗を目の当たりにした時、皆さんならどう声を掛けますか?

自分が指摘する立場であれば
「○○間違っていたよ」「○○出来ていなかったよ」と伝えた後です。
自分が指摘する立場でなければ
指摘した人が当事者から去った、その後です。

自分に影響がでる場合と、出ない場合によって
言葉掛けの内容は違ってくるとは思うのですが。

今回は 寄り添う言葉 を扱います。

代表的なものとしては
「 大丈夫? 」「 どうした? 」「 手伝うことある? 」
とかですかね。

自分が、失敗した当事者だと考えてみると
このような言葉を掛けられたら、少しほっとしますよね。
自分の味方してくれているような気がするからです。
ただ… あくまでも少しですかね。

少し大きめの失敗を 招いた自分に直面すると、
誰でも落ち込みますよね。自分にがっかりしますよね。
だって

失敗したくて する人なんていない のですから。

そこで今回は
上記3つ以外で、私が言われて嬉しかった言葉掛けを紹介します。


 「 疲れているんじゃない? 」


この言葉、すごく優しさを感じませんか?
『 貴方は普段 そんな失敗をしない人だって知っているよ 』
そんな他者からの、信頼を感じることができます。

『 私 疲れているのかもしれない 』
そう、自分を振り返るきっかけにもなります。

そうなんです。人は、疲れていたら失敗するのです。
又、何かに悩み 一生懸命考えていたら 集中できなくなるのです。

この言葉掛け
他者が失敗した時、エールとして言えたらいいですよね。
そして
自分が失敗した時も、自分に言ってあげられたらいいですよね。





最近失敗が多い あなたへ。
さいたま市にある 心の森のカウンセリングです。




posted by junchan at 19:00| 心のおしゃべり

2023年01月05日

365日のがんばり

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昨年12月、友人から素敵なカードが届きました。
メッセージがとても心に響いたので
皆さまにも、贈りたいと思います。

『 1年間

   緊張した日も
   忙しい日も
   暑い日も
   寒い日も
   向かい風の日も
   疲れている日も
   眠い日も
   悩んだ日も

  どんな日も がんばっていたあなた 』




本当にお疲れさまでした。

がんばったというのは
結果がでたとか、成し遂げたとか、良い事をしたとか
そうゆうことではないのだと思います。

失敗した日も
後悔した日も
自業自得な日も
空回りした日も

色んな想いを抱えながら1日を過ごす
      簡単なことではありませんよね。
どんな日も、1日1日を
 生きた! 乗り越えた!
それこそがもう、大きながんばり なのだと思います。



365日 確かに あなたはがんばった


今年も365日、色んな日を過ごすのでしょうね。
疲れる日も
自分を責める日も
無力感が残る日も
納得がいかない日も
理不尽なことが起きる日も


でもきっと、昨年365日 生き抜いたあなたから
今年のあなたに、喜びというプレゼントが届くはず。

昨年365日のがんばりが、今年のあなたの力になってくれる。
私はそう思います。





喜びを感じたいあなたへ
さいたま市にある 心の森のカウンセリングです。




















posted by junchan at 10:46| 心のおしゃべり