
私が幼稚園の先生をしていた時の話です。
ある女の子が、お友達を激しく叱る場面に出くわしました。
「 何にしてるの そんなことしちゃダメでしょ! 」
私は思いました。
この子は親御さんから、そうやって叱られているのだろうなと。
そうなんです。子どもは
親から 人を叱る時のセリフや口調を学びます
つまり、親が自分を叱る口調がお手本になってしまうのです。
当時私は、両者に話を聞いた上で、叱った子には
「優しいお口で教えてあげようね」そう伝えました。
するとその子は、「こうしたらダメなのよ」
と、とても可愛い口調で言い直してくれました。
ここで着目したいのは、親の影響 についてです。
実は、幼少期だけの話ではありません。
大人になっても その影響は ずっと続いています
私たちは、幼少期に親から叱られた内容やセリフ、口調を記憶しています。
ただ、しっかり覚えている場合もあれば、無意識な場合もあり、人それぞれです。
その記憶は大人になると、人を叱る時に無意識に表れますし
自分にも、同じ内容や同じ口調で叱り続けることに繋がっていきます。
それが、無意識だからこそ 厄介なのです。
そこで!
幼少期に感情的な叱られ方や怒りを経験している方
今現在、自分に厳しいかもと感じている方は
その叱り方の口調を変える必要があります。
激しく自分を怒らないであげて欲しいのです。
貴方はもう大人です。
優しい口調で言えばちゃんと分かるのですよ
どうぞ、優しく教えてあげて下さいね。
自分への優しい言葉掛けが難しいあなたへ
さいたま市にある 心の森のカウンセリングです。