
身体や心に異変を感じた時
精神科(心療内科)へ行くか、カウンセリングルームへ行くかで
迷う方が結構いらっしゃるようです。
役割の違いをお伝えしますね。
◆ 精神科医は 医療行為を行います。
身体と心の両方から異変を「診る」ことができます。
身体と心の状態から、病名という「診断」を出します。
「投薬」という治療も行えます。
お薬の必要がない場合は、そう言ってくれるでしょう。
心配ならば、御守りとして頓服をくれる場合もあるようです。
症状へのアドバイスもしてくれるでしょう。
ただ、病院の規模や方針、医師の見解にもよると思いますが、
「 心の状態をみる時間 」として、
話を聞く時間を多くとること、は難しいと思われます。
メインの役割を、
身体機能をより良い状態に導いてくれること
そう解釈するとよいかもしれません。
◆ 心理カウンセラーは 医療行為は行えません。
診断(病名を付ける)も投薬もできません。
つまり、身体の異変を診ることはできません。
「心の状態をみる」「心に寄り添う」など
沢山お話を聴くことを目的としています。
心が楽になったり、辛いキモチが小さくなったり
心の状態がより良い状態になるよう、
一緒に考えていくことがメインの役割になります。
提案やアドバイスはしますが、
最後は、自分自身で答えを出せるよう
「自己信頼を取り戻していく場所」という
見方もできるかもしれません。
でも… 役割の違いを知った所で
どちらに行ったらいいのか、判断するのは難しいですよね。
病院に抵抗がある方、話を聴いてほしいと思われる方
は、まずはカウンセリングルームに行ってみると良いでしょう。
眠れない、思考が停止している、朝起きれないなど
生活に影響がでている方や、同じ症状が2週間以上続いている場合は
まずは、病院へ行くことをお勧めします。
どちらへ先に行くのが 正解 不正解はありません
病院で症状をみて貰った結果、カウンセリングを提案されることもあれば
カウンセリングルームで様子をみた結果
病院の必要性をお伝えすることもあります。
病院へ通いながら、カウンセリングへお越しくださる方も多くいらっしゃいます。
何より大切なのは、異変を放置しないということだと思います。
人間ですから 相性はあると思いますが、
医師もカウンセラーも
あなた支援してくる人 である事に間違いはありません。
自分を客観的にみてくれる役割を持つ人です。
どうぞ頼ってみて下さいね。
心が辛いあなたへ。
さいたま市にある 心の森のカウンセリングです。