
話し合いで生まれる、多数派と少数派。
属する人数から生まれる、多数派と少数派。
きっと誰もが、何らかの少数派である自分を
自覚した事があるのではないでしょうか。
今回は、属する人数から生まれる少数派についてお話しますね。
・家族構成 ・養育環境
・健康状態 ・性的指向
・雇用状態 ・生活状況
少数派である自分を、
感じながら生きる人は沢山いるのだと思います。
そのことを個性だと、肯定的に捉えられる場合は素晴らしいですよね。
でも『 皆が普通に持っているものを 自分は持っていない 』
『 誰もが当たり前に得られていることが、自分には得られない 』
そんな想いを抱えながら…
偏見による悔しさ。
人には理解されない苦しみ。
得られない喜びに対する虚しさ。
それらのキモチを強く感じ続けると
心は 深い悲しみでいっぱいになるでしょう。
行きつく先は、自分を責めるという 悪循環です。
かくいう私も、悲しみを伴う少数派を経験しました。
割り切るとか 前向きになるとか
それができたら、苦労はしませんよね。
とは言え、現在の自分の性質や状態を、受け入れられないと
自分を責める思考は、とどまることを知りません。
さてここで、大きな視点で捉えてみましょう。
少数派であるその状態は 自分を表す1部の状態 であると言えます。
その状態は、あなたという人を表す1部の情報でしかありません。
それなのに、その1部の為に 自分を責め続けてしまったら
その先にあるのは、自分の全部を否定する、自己存在否定 です。
あなたのせいにしないで下さい。あなたのせいではないのですよ。
あなたは懸命に生きているのです。
そこで… あなたを表す [ ないもの ] だけでなく
[ あるもの ] に着目 してみませんか?
あなたにも、あなたが羨むあの人にも、必ず
[ あるもの と ないもの ] 両方が存在します。
ないものを得ようとしても、どうすることも出来ないのなら…
自分にある [ あるもの ] で、得られている何かを探してみませんか。
何かを得られなかったことで、逆に得られる何かがあるかもしれません。
あなたが [ 望んだけれど 手にできなかった何か ] を
普通に得ている人は、確かに羨ましいですよね。ただ
その人は、あなたにはある、別の何かは得られていない可能性だってあるのです。
少数派であることを、肯定的に捉えましょう とは言いません。
ただ、自分を全否定してしまわないよう
その性質を持つ1部を 受け入れる。
そんな状態をつくることができればいいですね。
自分に [あるもの] が分からないあなたへ。
さいたま市にある 心の森のカウンセリングです。