
公認心理師という、心理カウンセラーの国家資格ができたのが5年前です。
・医療・教育・産業・福祉・司法 の
5領域の知識 と 事例問題によるクライエントの見立てが求められる試験。
勉強開始当初は、赤本(参考書)が家に届くだけで嬉しいですし
勉強計画も立て、試験慣れする為の模擬試験も予約し、心は余裕でした。
ですが、勉強意欲 と 知識を得られる喜びは
徐々に焦りの感情に支配され
試験前日には『もっと早く始めればよかった』
という後悔の念でいっぱいになりました。
ただ振り返ると、5カ月間、人生で1番勉強をしたのではないかと思います。
勉強法としては
自分ひとりで行う方法です共に試験に挑む仲間がいると、頑張れるタイプの方もいらっしゃると思います。
ただ私は、勉強仲間がいると反って、発言に動揺したり自信を失うタイプ。
誰とも勉強速度を比べず、知識の差も比べず
情報交換もせず、時には猛勉強、時にはその反動で休む。
自分のペース で勉強ができたことは、
心を楽な状態にできたのだと思います。
自分で自分を励まし、自分を褒め、自分の尻を叩く
そんなやり方が、私には合っていました。
さて試験当日、私は
2つの事をやらかしました今思い返してもゾッとします(笑)
1つは、途中乗り換えの降車駅を乗り過ごす。
電車で勉強に熱中していたら、降車駅を乗り過ごしてしまったのです。
しかも4駅。もう焦りまくりました。入室が指定時間を超えると受けられません。
元々私は、問題なんて起こらないよと楽観的な為
約束時間に早く行かないので、時間の余裕はあまりなし。
全速力でダッシュです。不安と緊張で汗がダラダラ流れてくるではありませんか。
これで試験が受けられなかったら、私は一生自分を責めたことでしょう。
もう1つやらかしたのは時計。
私は腕時計をしないので、持っていなかったのです。
よって、100円SHOPで縦2cm横3cmの
小さなデジタル置き時計を購入していたのです。
模擬試験の時は、問題なくそれを使用できたのですが、
いざ当日、なんと試験官に置時計をダメ出しされてしまったのです。
『 あぁ どうしよう 』頭を抱えました。
なぜなら、私は最近老眼がすすみ、視力も落ちていて
(老眼鏡は持っていきましたが)大きな試験会場の前方にある
1つの掛け時計の数字を見る自信がなかったのです。
ただ、何ということでしょう。
顔を上げると時計の数字が、ちゃんと確認できたのです。
着席位置が前方だったのと、時計は私の正面位置に設置されていたのです。
本当に救われましたという訳で、試験を無事受けることができました。
ただ、終了後の手ごたえはなく、合否結果が怖くてこわくて…。
人は願う気持ちが大きい程 不安になるもの ですよね。
自己採点という合否に直面する行為を避け、
落ちる夢も 受かる夢も見ながら、WEBの合格発表を見るのもスルーし
もうビビりまくりです(笑)
ただただ、郵送の合否通知が届くのを待ちました。
『ピンポン』の音と書留を受け取ると…。
郵便物の厚さに合格を確信。寝ころびながらのガッツポーズ!
自分なりに頑張った、私の努力もあると思うのですが
確実に… 自業自得の危機を乗り越えさせてくれた「 運 」のお蔭でもあり
私を後押して下さった、先輩カウンセラー
協力してくれた家族
模擬試験で励まし合った周りの席の方々
間違えた降車駅で
焦る私を乗り換えホームに導いて下さったサラリーマンの方
当カウンセリングルームにお越し下さる皆様のお顔が浮かんできたこと
本当に皆様のおかげです ありがとうございました。
こんなカウンセラーですが、一緒に人生を考えたいあなたへ
さいたま市にある
心の森のカウンセリングです。
posted by junchan at 20:32|
私のひとりごと